羽生結弦のGPファイナル2013‐2014の演技を動画で比較! [GPファイナル 羽生結弦 動画]
【動画はこの記事の一番下にあります。】
26日からフィギュアスケート全日本選手権が開催されました。
前回、前々回と優勝したの羽生結弦選手も出場し、3連覇が期待されています。
2014年最後の試合となる全日本選手権でどれほどの演技を見せてくれるか注目されますが、本人は「ただ1人のスケーターとして、ただ1人の試合に出る挑戦者として、また戦えるなと思いました。」と、オリンピック金メダリスト、さらには3冠王となったにもかかわらず、自分は”挑戦者”であるとの姿勢を崩しません。
常に課題を見つけ、それを乗り越えていくことで上を目指す羽生選手らしい発言ですね。
「目標というのは変わるべきなんですよね。一番こだわるのは、『何をしたいか?何をすべきか?』ということです。その試合で、何をしたいと思って、それが実行できるかできないか。それが一番大事だと思います。」
齢20にしてこれだけの観念を持つ世界王者。
羽生選手はよく本を読み、いろいろな理論を勉強するのだそうです。
一見スケートと関係のないようなことでも、そのことが自身の価値観や精神面への影響となって現れているのでしょうね。
チーム・ブライアン [ ブライアン・オーサー ] |
11月、中国での衝突事故でケガを負ったことについて、「貴重な体験をさせて頂いた」と言います。
オリンピックで金メダルを獲ってから、オリンピックチャンピオンらしい演技をしないといけないという思いがあったそう。
しかし、ケガが完治しない中で中国杯とNHK杯を乗り越え、GPファイナルにきたときは「チャンピオンらしい演技をしなければいけない、なんてことは関係ないんだ」と思えたそうです。
オリンピック優勝後からのしかかっていた重圧を、アクシデントがあったからこそ振り払うことができたという経験。
世間は大いに心配しましたが、まったくの杞憂だったようですね。
羽生選手にとって、中国でのアクシデントは天からの贈り物だったのではないでしょうか。
↑GPファイナル2013と2014の羽生選手を比較した動画。演技が洗練されているのを感じます。