プレッシャーに強い?五輪王者となった羽生結弦の世界選手権2014翻訳動画 [羽生結弦 動画 世界選手権 2014 翻訳]
昨年のソチオリンピック優勝後、今まで以上の注目と期待が羽生結弦選手に集まりました。
特に、オリンピックが終幕してから最初の試合となった世界選手権2014は、初めて五輪王者として臨む大会になりました。
オリンピックという、フィギュアスケーターにとって一番大きな大会の覇者となってしまったが故に受けるプレッシャー。
しかし羽生選手は、そのプレッシャーを楽しみたいと思っていたそうです。
「追われる立場という考えではなく、自分を追いかけたい。五輪王者というプレッシャーに挑戦できるのも、楽しいことだと思いましたから。」
こうインタビューに答える羽生選手からは、スケート技術だけでなく、先を見据えた力強い意志を持っているからこそ生まれる勢いというものを感じます。
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SP(ショートプログラム)では、本人も「気の緩みや慢心」から4回転で転倒してしまった、とその過信を認め、FS(フリースケーティング)までの休養の間に自分の心を問い詰めました。
そして一新、迎えたFSでは、4回転サルコウを初め、4回転トーループ、さらに3種類のコンビネーションジャンプをみせ、FS1位の191.35点で逆転優勝。
羽生選手はシーズンを通して、メンタル面の強化を意識してきたそう。
本などから理論を学び、自分の気持ちをコントロールする術を見つけようとしてきました。
しかし、この世界選手権で、「理論は理論に過ぎない」と気付いたと言います。
「最終的には、自分の気持ちに正直になった方がいいなと。絶対に勝ちたい、こんなんで負けてたまるか、という怒りの感情に任せたら、久しぶりに自分のアドレナリンをしっかり出し切れたと思う。」
本で読んだことは、あくまで知識として蓄えられるに過ぎません。
本当に”習得する”というのは、実際に困難にぶつかり、それを乗り越えようとするときに自ら見つけ出すものなのでしょうね。
↑世界選手権2014のFSの翻訳動画。解説者も、オリンピックの覇者として羽生選手の才能に注目しています。