世界選手権で3冠を達成した羽生結弦!YouTubeで振り返るFSの演技 [羽生結弦 YouTube 世界選手権]
【動画はこの記事の一番下にあります。】
3月にさいたまスーパーアリーナで開催された世界選手権。
この大会の優勝で、羽生結弦選手はオリンピック、グランドファイナルとのあわせて3冠となりました。
オリンピック金メダリストとなってから、羽生選手は以前にも増して注目されるようになりましたね。
金メダリストに必ずのしかかる使命といえば、常にトップであることです。
しかし羽生選手はそんな重圧をものともしないかのように、練習中他の選手の演技に拍手をするなど、大会を楽しんでいる様子でした。
チーム・ブライアン [ ブライアン・オーサー ] |
ただ、演技では4回転トゥループで転倒するなど、わずかに心の乱れが見られました。
「ちょっとした過信とか気の緩みがあったんだと思います。オリンピックチャンピオンという肩書きで過信するかどうかは自分の問題。ちょっとした誤差が4回転に出たんだと思います。自分に対して怒りも感じている。今3位でここにいる自分が許せない。」と言い、翌日の練習では前日の余裕が嘘のように集中していました。
FS(フリースケーティング)当日の朝、4回転の調子が良くないとiPadで撮影して入念にフォームを確認する羽生選手。
結果は4回転サルコウ、4回転トゥループを次々に大技を成功させ、ノーミスの演技を見せてくれました。
滑り終えたあと正座で氷上に座りつくす羽生選手の姿は今でも思い出しますね。
1位の表示を見て跳び上がって喜ぶ姿は、世界王者とはいえども年相応の青年であることを感じました。
「もう意地と気合いでした。絶対勝ってやるという思いが強かったです。フリーは本当に楽しい試合でした。」と大会を振り返り、「今季で一番成長した試合になりました。」と充実感たっぷりに語ってくれました。
オリンピック、グランプリファイナル、そして世界選手権の3冠を達成したのは羽生選手が史上2人目。
ソチオリンピックのときと比べてプレッシャーは少なかったものの、金メダルを獲ったからこそSP(ショートプログラム)で緊張が出てしまったのだと言います。
「でもどの試合も違うし、同じ感情というのは存在しないので、それに臨機応変に合わせて、ショートとフリーもできるようにしたいと思います。」と今後の目標を語りました。
SPの練習のときに余裕があるように見せていたのは、緊張している自分の心を解きほぐそうとしてのセフルコントロールだったのかもしれませんね。
↑世界選手権2014・FSのYouTube映像。
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