羽生結弦をソチまで支えた想い…『パリの散歩道』をスケート・カナダSP翻訳動画で比べる

甚大な被害をもたらした2011年の東日本大震災。

羽生結弦選手が仙台で被災していたことは有名な話です。


震災があった2011～12年のシーズン中は練習環境もあまり整っておらず、「僕がなにかしなきゃ」との想いを持ちながらもつらい日々を過ごしていたそう。

そんな中でも、シーズン最後の世界選手権では銅メダルを獲得。

そのときに、被災地の人が支えてくれている、みなさんから勇気をもらっているのだということを実感したのだと言います。

それはソチオリンピックでも変わらず、東北の人、日本中の人が自分の背中を押してくれたことに対して「逆に、僕が『本当にありがとうございました』と言いたいです」と話しています。


「もしかしたら、この金メダルは羽生結弦じゃなくてもよかったかもしれません。でも、僕というその存在の中にたくさんの想いだ宿っていると思うので、決して一人じゃないということを忘れないようにしたいですね。」

この言葉は、震災によってつらい思いをしてきた羽生選手だからこそ生まれた気持ちなのでしょう。


また、ソチオリンピックでカナダのパトリック・チャン選手の演技を応援していたという羽生選手。

しかしミスが目立ち、演技後「どうしたの？何が起きたの？」と声をかけていたのだそう。

羽生選手もいい演技ができていなかったため、同じ境遇にいたであろうチャン選手を放っては置けなかったのでしょう。

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ライバルの素晴らしい演技に喜び、失敗したら心配する。

自分だけでなく他人を思いやる心を持った羽生選手は、仲がいいことで知られる日本のフィギュアスケターたちと切磋琢磨する中で培われてきました。


東北の人たちからもらった優しさや仲間たちと歩んできたフィギュアスケートを通して、羽生選手の胸の中には人として大切なものが流れているのでしょうね。



↑スケート・カナダ2013のSP（ショートプログラム）。ソチでの成長がうかがえます。
解説者の国籍によって違い出るのが翻訳動画のおもしろいところですよね。それにしてもこの解説者、羽生選手をとってもほめています。

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